札幌市内・新千歳空港から国立公園内にある2つの湖、支笏湖と洞爺湖を巡る北海道2泊3日のキャンプ旅
1日目 支笏湖でキャンプ
10:00 札幌市内・新千歳空港から荷物を積み込みスタート。
買い出しは千歳市内の道の駅「サーモンパーク千歳」に立ち寄ろう。地元の野菜などが販売される直売所がある。時間があれば、すぐ隣にある「サケのふるさと千歳水族館」へも行ってみたい。淡水では国内最大級といわれる巨大な水槽があり、支笏湖の自然も紹介されている。
12:00 支笏湖へ到着
支笏湖到着。
カルデラ湖である支笏湖は透明度が高く、水質調査で何年も日本一に輝くきれいな湖。
正面に見える山は恵庭岳。標高1319.7メートル。
支笏湖には温泉街もあり温泉街の湖畔には「ビジターセンター」がある。ここは無料の施設で、館内には支笏湖の周辺の自然に関する展示が充実している。ぜひ、よってみよう。
13:00 キャンプ場へ到着
支笏湖には2つのキャンプ場がある。湖畔にほど近い、クルマで約10分の場所にあるのは「モラップキャンプ場」。
湖を西側に美笛峠方面に24キロほど進んだ先にあるのは「美笛キャンプ」場だ。
両方とも支笏湖に面していて、抜群のロケーション。
モラップの方は開放的で、美笛の方は高い樹木がある林間の趣。
なお、美笛は先着順の受付方式なので、早めに現地に到着したい。
受付は午前7時から。
支笏湖ではアウトドアアクティビティも盛んに行われている。カナディアンカヌーツアー・カヤックツアー・SUPツアーなどが人気だ。
透明度が高く、時にエメラルドグリーンに輝く水の美しさを堪能しよう。
いずれのプログラムも2〜3時間の半日コースやお手軽プランもあるので、気軽にトライしてみたい。
2日目 洞爺湖でキャンプ
支笏湖のキャンプを朝、撤収したら、国道276号を大滝方面へ。壮瞥のまちを抜けて洞爺湖へ入る。
支笏湖がどちらかといえば、荒々しい男性的な雰囲気がある一方、洞爺湖はどこかおだやかな女性的な印象を受ける湖だ。こちらも紺碧の水をたたえるカルデラ湖。周囲は約43キロ。この湖を1周するマラソン大会も開かれている。
キャンプ場は湖のまわりに5カ所、点在する。高規格のオートキャンプ場から、公園と名のついた設備最小限のところなど、さまざま。好みにあわせて選択したい。
13:00 キャンプ場へ到着
洞爺湖はもちろん、北海道を代表するオートキャンプ場のひとつが「グリーンステイ洞爺湖」。1991(平成3)年に開業した、北海道のオートキャンプ場第一号となる老舗キャンプ場。キャンピングカーサイトからオートサイト、2輪サイトがあり、バンガロー群も充実している。なお、フリーサイトはない。
湖の北側に位置し、設備が充実しているのが「財田(たからだ)キャンプ場」だ。カフェも入るおしゃれなセンターハウスのほか、広大な敷地にオートサイト、フリーサイト、ケビン(コテージ)サイトがある。湖はすぐそこにあるのだが、樹木の関係で眺望はちらちらという雰囲気になっている。
湖の東側にあるのは「仲洞爺キャンプ場」。設備はやや古いが、雰囲気は抜群にいい。木々が茂る林間サイトの趣の中、水ぎわにテントが張れる。
「曙公園」と「とうや小公園」はどちらも近いところにあり、似た雰囲気。道の駅のような「とうや水の駅」にも近く、コンビニのセイコーマートやGSにも近く利便性は高い。ただ、どちらも若干海水浴キャンプの雰囲気もあり、道路に近いこともあってか、静けさには欠ける。しかし、写真のとおり、洞爺湖を目の前に圧倒的な開放感がここのウリだ。
(画像提供 洞爺湖温泉観光協会)
洞爺湖ではさまざまなアクティビティも開催されている。
カナディアンカヌーツアー、絶景乗馬トレッキング、遊覧船乗船。
湖上から小高い丘から、洞爺湖を堪能してみよう。
温泉ホテルなどで賑わう洞爺湖温泉街には「洞爺湖ビジターセンター火山科学館」がある。噴火のようすや歴史を学ぶことができるほか、G7のサミットのようすが再現されていて、世界の首脳の気分にもなれる。近くにある「北海ホテル」は、日帰り入浴ができるので、ぜひ利用しよう。
洞爺湖温泉街から札幌へは約2時間。
安全運転で帰ろう!