台湾の人気インフルエンサー・胡誌麟さんがキャンピングカーで北の離島を満喫キャンペーンに参加、抱負を語る
普段は台湾で教師として物理と化学を教える胡誌麟さん(52)は、日本・北海道が大好きな旅行者。道内へはこれまで、30回以上は訪問したという大の北海道ファンです。そのようすをSNSで発信し、自ら2015年に設立したFacebookグループ『北海道旅遊情報』は23万人もの参加人数を誇り、インフルエンサーとしての顔も持ちます。今回、北海道オートキャンプ協会が北海道運輸局から受託した「Hokkaido Islands Camper キャンピングカーで北の離島を満喫!」キャンペーンに参加いただくことになり、出発前に意気込みをお聞きしました。
聞き手 花岡俊吾(北海道オートキャンプ協会理事)
通訳 鐘 沂鋒(ハッカズ)
―キャンペーンに応募いただき、ありがとうございます。3つの島の中から利尻島を選んだ理由は何でしょうか?
胡 利尻島へは3回目の訪問になります。島で開催されるマラソン大会があるので、その下見をかねてこの島を選びました(笑)。日本百名山の一つである利尻山に登りたかったのですが、時間の関係で次回にします。なので「姫沼」や「オタトマリ沼」といった自然を感じたいと思っています。食べ物ではウニなど海産物を満喫したいですね。
―道北への旅程はどんな感じですか?
胡 行きは札幌から秩父別のキャンプ場/道の駅を経由し、朱鞠内湖のキャンプ場に泊まる予定です。その後、オホーツク海側へ抜けて、宗谷岬を経由して利尻島へフェリーで渡ります。利尻のキャンプ場に泊まり、帰りは音威子府〜名寄といった内陸側を走る予定です。今回は妻と2人で行きます。
―ずいぶん詳細に道内をご存知なんですね。どのくらい北海道に来ているのですか?
胡 初めて北海道に来たのは今から20年前、2003年11月のことでした。新婚旅行で十勝などへ訪問しました。以来、北海道がすっかり気に入って、30回以上は来ています。
―北海道の魅力はどんなところ?
胡 わたしは北海道のみならず、日本が好きで全国各地を旅行してきました。その中でも北海道の魅力は、やはり自然ですね。雄大な自然環境や、きれいな水と空気。あとは、食べ物がおいしいところです。東京や大阪といった都市にはない風景がここにはあります。台湾人の北海道訪問は、特に日本へのリピーターの人、4回も5回も日本を訪問する人が、北海道へ足を延ばす傾向があるように感じています。
―道内ではどこがお気に入りですか?
胡 そうですね。「知床」「十勝」「礼文島」が自分の中でのベスト3でしょうか。いずれも、人が少ない地域で豊かな自然があります。この地域に限らず、北海道の観光地にはレンタカーで運転して行きます。「マップコード」があれば、かんたんに目的地へ向かうことができます。
―ことばの問題など、旅の道中、困ったことはありますか?
胡 身振り手振りでことばの壁は超えられます。あまり、ことばが通じなくて困ったことはほとんどありませんね。北海道の人はみな親切です。
―台湾でもアウトドア旅は人気なのでしょうか?
胡 台湾にいる時にも、アウトドア活動・キャンプは好きでやっています。道具類は一式持っています。台湾では今もグランピングやキャンピングカーを使った旅は人気です。早くに予約しないといけないくらいです。
―貴重なお時間、ありがとうございました。すてきな旅になることを願っています。