キャンプ活動による教育事業




それでは、『キャンプ』は子供たちの教育とどう関わっていくのでしょうか?
『キャンプ』では、日常とは違った行動が要求されます。まずは自分たちの生活する場所を確保するために「テントの設営」をすることから始まります。ここで、親子・兄弟が力を合わせ、声を掛け合いながら自分たちの"家"を作り上げるのです。

また、普段ならお母さんに任せっきりの食事の仕度も、ジャガイモや玉ねぎの皮むきから後片付けまで、みんなが協力し合い、会話を楽しみ、時間を共有することができます。あるいは、キャンプ場内における隣近所の方々と挨拶を交わしコミュニケーションを図ることで、人とのつながりや優しさ、思いやりを学ぶこともできます。なぜなら布一枚隔てたところは隣のテントであり、話し声や音、煙、におい等、"家"でなら無意識で済ませられる問題にも気を遣わなければならないからです。さらに、油の処理や洗剤、ゴミなど、自然に対するローインパクトも忘れてはならない問題です。

こうしたことからも、キャンプ場は「挨拶をする」「気を遣う」「協力する」など、最低限のルールやマナーを身につける場所であると言えます。周りの人や自然環境に対してやさしさと思いやりを持ちながらキャンプを体験することで、大人も子供も、日常生活でも有益な"何か"を吸収できているはずなのです。

「親子の断絶」「学校崩壊」といわれて久しい昨今ですが、少なくともキャンプ場で見かける家族には、そういった暗い影は感じられません。